2018/08/17 00:19

前回の記事の続きです。
まだお読みで無い方は、先に前回の記事を読むことをお勧めします。

・About New Jewelry - ニュージュエリーについて
 2010年から始動した「New Jewelry」は、ジャンルやカテゴリー問わず、デザイン性や手工芸性を重視したジュエリーを、一般のお客様に向けて紹介する展示販売会です。

上記のとおり、セレクトする判断軸としてデザイン性、手工芸性があるそうです。
今回は手工芸性について考えてみます。

まずは辞書では何と定義されているか。
・手工芸
 手先によって、装飾品・服飾品・日用品などをつくる工芸。
・工芸
 ① 実用品としての機能性に、美的装飾性を加えて物品を作りだすこと。また、そうして作られた作品の総称。一般に、小規模なものをいい、建築は含めない。 「 -美術」
 ② 工作上の技術。
 引用元:https://www.weblio.jp/(三省堂 大辞林を使用)

なるほど。

この定義を Jewelry に当てはめて考えると、"手先"、"技術"、"美的装飾性"がポイントかな、と。
・Jewelry における手工芸性とは
 ① マシンメイドではなく、ハンドメイドが強調できること。(人が手先を使って、手間暇かけている部分があること。)
 ② しかも技術的に特異であること。(困難だったり、困難でなくても周りがやっていない珍しさがある。)
 ③ 出来上がったJewelryは美しい。

さらにLazo に当てはめて考えてみましょう。
・Lazo Jewelry における手工芸性とは
 ① ワイヤーワーク、彫金、石の研磨といった素材調達後の製造作業は、ほぼ手作業である。
 ② 特異なのは石の研磨技術(ただし高価格帯に限る)
   日本随一の技術を持つ職人が、原石から削り出し、研磨を行っています。海外で磨かれたものと比べると輝きが全く違います。海外のものは技術力、選定基準が低く、さらに保管環境の悪さによる劣化、輸送時に傷ができるものもあります。もちろんLazoでは、それらを購入する際は魚市場の寿司職人の如く目を光らせて選定していますが、日本人の技術力には敵いません。
 ③ 出来上がったLazo Jewelryは美しい。
   自分たちで美しいと思わないものは売りません。当たり前。

長くなってきたので強引に結論へ。

・Lazo jewelry におけるデザイン性と手工芸性とは
 素材(半貴石)を活かすためのシンプルなデザインと、きめ細やかなワイヤーワーク、彫金、研磨といった工作技術です。
 例えるなら、そう、お寿司です。
 あくまでもネタ(半貴石)を活かすためのデザインと技術なのです。
 フランス料理のような華やかさはないけれど、キラリと光る新鮮なネタ(半貴石)の輝きが私たちにはあります。

、、、手工芸性の話からいつの間にか料理の話に、、、ちょっと難しいことを考えすぎましたね、、、

New jewelry さんが思う良いアクセサリーとは何か、に想いを巡らせる旅は一旦これにて終了です。
次回からは新作や展示方法などの紹介をしていこうかと思います。

ではまた。